エイズの概要

2007年エイズ感染者 過去最多を更新

2007年、日本国内で新たに報告されたエイズ患者と感染者はあわせて1448人で、5年連続で過去最多を更新し、感染の広がりがいっそう深刻になっています。

厚生労働省のエイズ動向委員会によりますと、去年1年間に国内で新たに報告されたエイズ患者は400人、エイズウイルスの感染者は1048人で、あわせて1448人に上りました。

感染者は初めて1000人を超え、患者とあわせた数も5年連続で過去最多を更新し、感染の広がりがいっそう深刻になっています。感染経路では同性間の性的接触が最も多く、患者・感染者あわせて849人と、全体の60%近くを占めています。

年齢別に見てみますと、30代が568人で最も多く、次いで20代が348人、40代が292人などとなっています。エイズ動向委員会の委員長で東京大学医科学研究所の岩本愛吉教授は「エイズは若者だけでなく、中高年の間にも広がっている。特定の集団や年齢を超え、感染が広がらないよう警戒する必要がある」と話しています。厚生労働省は、早い段階で感染に気づき治療をしてもらおうと、夜間や休日にも検査を受け付ける態勢を整えるよう、引き続き自治体に働きかけていくことにしています。



エイズに対する理解と支援の象徴

レッドリボン(赤いリボン)は、エイズに対する理解と支援の象徴。
エイズに対する理解と支援の象徴レッドリボン
もとはヨーロッパに古くから伝承される風習のひとつで、
病気や事故で人生を全うできなかった人々への
追悼の気持ちを表すもの。

この“レッドリボン”がエイズのために使われ始めたのは、
アメリカでエイズが社会的な問題となってきた
1980年代の終わり頃。

演劇や音楽などで活動するニューヨークのアーティスト達にも
エイズが広がり、エイズに倒れて死んでいくアーティスト達が
増えていきました。
そうした仲間への追悼の気持ちとエイズに苦しむ人々への
理解と支援の意思を示すために“赤いリボン”をシンボルにした
運動が始まりました。

その後、この考えに共感した人々によって国境を越えた世界的な運動として発展し、
UNAIDS(国連合同エイズ計画)のシンボルマークにも採用されています。

レッドリボンは、あなたがエイズに関して偏見をもっていない、
エイズとともに生きる人々を差別しないというメッセージです。

このレッドリボンの意味を知り、
レッドリボンを身につけることによって、

エイズをみんなで考えましょう!



エイズの現状を知る

厚生労働省エイズ動向委員会「平成18年エイズ発生動向年報」によると
平成18年のHIV感染者は952人、エイズ患者は406人、それぞれ過去最高で、
平成16年からの患者と感染者を合わせると1,000人を超える状況です。
特に男性の増加が顕著で、報告数は過去最高となりました。
保健所で検査を受ける人や相談をする人も増加しています。
日本のエイズ患者・HIV感染者
日本のエイズ患者・HIV感染者
累計数(2006年末現在)

患者 4,131人
感染者 8,571人
凝固因子製剤による感染者 1,438人
(死亡者数604名を含む)

日本におけるHIV感染報告数は、
確実に増加しています。

しかし、世界ではもっと深刻な状況になっています。

世界のHIV/AIDS 流行状況
(2006 年末現在)

HIV 感染者数 3,410-4,710 万人
新規HIV 感染者数 360-660 万人
AIDS による死亡者数 250-350 万人

日本のエイズ患者・HIV感染者のデータをみると、エイズ患者として、
エイズが発症してから見つかるケースの年齢層は高めで、
感染者は若い人(20代)に多く、その数は増え続けています。

エイズは感染してから発症するまで平均10年と言われています。
以前にHIVに感染した可能性が気になる場合は、早めに相談や
検査を受けられることをおすすめします。