エイズ関連時事情報
妊婦のHIV検査の実施率とHIV検査時のエイズ発症率
エイズウイルス(HIV)の母子感染予防に重要な
妊婦のHIV検査の実施率は全国の病院で平均95.3%であり
昨年より増加した事が、厚生労働省の調査で分かった。
しかし、HIV検査の実施率は、100%実施が望ましいとして、
HIV検査の重要性に関して、さらに啓発していく考えだそうだ。
特に、地域格差の大きい点を問題視している。
山梨や静岡では、理想の100%だが、最も低い宮崎では、56.4%の実施率である。
同時に調査した実施率と産科医1人当たりの出産件数から、
HIV検査の実施率と医師不足の関連性が全くないことが判明している。
やはり、私たち受検者側の意識の問題が大きいのではないでしょうか。
以下、参考までに「HIV母子感染の予防」について
HIVに感染している妊婦が予防策を取らずに出産した場合
生まれてくる赤ちゃんに感染する確率は、20-25%といわれている。
しかし妊婦への抗HIV薬の投与や帝王切開による出産などの
対策を講じることで、母子感染を0.5%程度にまで減らせられるため
妊婦検診でのHIV検査が重要なのです。
この検査は妊婦自身の健康管理に取っても大切で、
HIV感染妊婦への薬の投与は通常、妊娠14週ごろからなので
検査は妊娠初期に受けることが望ましいのです。
HIV検査時のエイズ発症率
エイズウイルス(HIV)検査で感染が判明した時に
すでにエイズを発症している新規患者の率は、同じ自治体の中でも
中心部よりも周辺に多い傾向が強いことが厚生労働省の調査で分かりました。
この結果について厚生労働省では、
都市部のHIV検査体制も十分ではないが、
それ以上に周辺部の自治体では整っていない現状の表れではないか
自治体に対して、プライバシーに配慮した検査体制の充実を求めるとしています。
エイズは、発症すると完治薬はないが、
感染段階ならば、薬で発症を遅らせることができる。
早期発見が重要になってくるので、
自治体に対する協力と早期検査を呼びかけています。
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